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Works 病院建築
 医療法人財団愛慈会 相和病院 … 320床の特殊疾患療養型病院

■相和病院 Data
所在地 神奈川県相模原市
構造・規模 RC構造 地上3階 8.629.29m2
工期 1999.5〜2000.5
施工 建築/中央都市建設
設備協力/川本工業
相和病院は特定機能病院として20年前に開業されたが、その後の少子高令化の社会現象に伴い入院医療の質も大きく変化してきた。
医療法改正は急性期、慢性期医療の区別を必要とし、建築環境の面でも新たな視点がが問われることになった。
当病院は長期の慢性疾患の患者に対しての環境条件を整えるべく病棟部門、とくにその面積や看護単位の規模において医療、看護、患者生活などの様々な視点から考察を加えた。
病室の1床あたりの面積を多くとり患者の個人的尊厳を高めるように心掛けた。病室はすべて4人床とし6.4m2/床以上のゆとりを出した。患者間の仕切りは収納家具によって明解に分けられている。カーテンは通常であれば1枚で仕切られるシングル式が多いが当病院ではダブル式を採用し隣患に影響なく独自に開閉が出来るように工夫した。この方式はコストが通常の倍かかるが患者にとってプライバシーを守る上で大変都合が良く評判が良いようである。
また、食堂は1m2/床以上の広さをとりデイルームと共に内容の充実をはかった。特に長期入院の患者にとり、外気に触れることは重要であり、食堂に続く庭園の設計に力を入れた。庭園での散歩は精神的安定と昂揚を促す場としてハードな病院内部の施設にもまして大切なリハビリーの場となっている。
廊下幅は3mとし、非常にゆったりとしたスペースである。廊下幅が広いということは非常時の避難が容易であるが、何よりも病棟の見通しが効くこと、広い気積を得られることによる病院全体の開放感に連動して行く。
これは病院特有の閉塞感を緩和する要素となる。広い廊下には光庭を設け、外気の透明な移り変わりが患者と病院スタッフに心地好い刺激を与えることになる。




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